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1002.1行1データ主義
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「TM」というコマンドのもっている集計能力は、すさまじいものである。実務をやっている人はわかると思うが、今でも、この集計を手作業でやっている人を見ると、まさに江戸時代にタイムスリップしたのではないかと錯覚してしまう。
しかし、このコマンドの能力を最大限に引き出すためには、1行1データにしておかないと、宝の持ち腐れになってしまう。
「MTL」というコマンドがある。実際に使っている人は少ないだろう。「TM」とまったく逆のことをするだけだからである。
このコマンドを作った開発者は、実際の実務でもマイツールを使いこなしているはずである。
なぜなら、本人が仕事の途中でどうしても1行1データにしないと加工できない状態になった体験を何回もしているからである。
このコマンドの必要性は実務をやっていないとでてこない。 |
| データを殺してしまった例 |
データを生かしている入力例 |
マイツールへのデータの入れ方は、人それぞれ自由である。
しかし150個のコマンドのほとんどが、行単位と列単位で命令されるようにつくってある以上、その機能を最大限に引き出せるように、データベースをもっておくほうが、あとあとの加工を考えると、はるかにいいことに気づく。
とくに原始データベースのもち方では、作表の段階からよく検討しておいてほしい。
従来のデスクワークの習慣では、1枚の表にできるだけ多くの情報を詰め込みたくなるものだが、これは転記作業が大変だった江戸時代の話である。
しかし、マイツールの電子ノート時代になっても、この習慣が残っているのか、「F」の作表段階で、横へ横へ項目列をふやして複雑な表にしたくなる。
縦にデータ行をふやすのが、もたいないように思えるからだ。
そのため、「マイツールは「F」に始まって「F」で終わる」という格言まで出来ている。
この意味をよく理解して、とにかくデータは殺さずに、生かして入力してほしいものである。縦横の罫線を引くのは、プリント直前の加工後にしてほしい。
データ加工中の罫線は、じゃまにこそなれ、何の役にも立たないことを知ってほしい。罫線は、項目行の二本と一番下の三本だけにしておくことが大切。
シンプルな表が一番加工がしやすく、意外な切り口で情報を素早く提供してくれるのである。
なお、本編でのサンプル表が1行1データになっていない表は、あくまで加工後か、加工中の表である、と理解していただきたい。
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