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パラレルコマンド主義
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マイツールのコマンドを使うとき、「DL」は「ディーエル」でなく「ディレートライン」といいながら使ってほしい。 ましてやマウスでプルダウンから得意げに入力はやめてほしい。なぜなら、マイツールのコマンドは「ことば」だからである。
子供に日本語を教えるとき、口に出さずに教えるだろうか? 私も英語を長年勉強してきたが、多くの人と同じように、まったくしゃべれない。 会話を勉強しなかったからだと思う。
マイツールと取り組むときも、手入力で画面のデータと会話しながら使ってほしい。 そうすればきっと、その途中で新しい発想や仕事のヒントがつかめるに違いないからである。
マイツールは非常に流れのよいソフトである。 仕事のリズムを崩さずに、思考を中断せずに、データ加工がスムーズにできる唯一のパソコンソフトだ、と思っている。
そのため、作表したらすぐに「SIM」の式を入れたがる人や、やたらオートプログラムを作りたがる人は、本質的にマイツールにさわるのがきらいな人ではないだろうか?などと思ったりしている。 たぶん私のほうがおかしいのだろうが、同じ仕事の繰り返しでも、手入力で平気で喜んでやっている。
このように、コマンドを「ことば」の認識としてふだんから使っていると、気になることがけっこう多い。たとえば「CFP」というコマンドがある。 分離と結合というまったく違う機能を、ひとつの「ことば」にしたものである。 そのため、仕事の流れが、途中で止まってしまうことがよくある。 これを二つのコマンドに分けてほしかった、と嘆いている人はけっこう多い。
マイツールの初期のころの開発発想は、こうではなかったはずである。 兄貴分のPIPSでの桁寄せコマンドは「RF」ひとつだけであったが、マイツールは「SL」「SR」「SC」と三つに分けてくれている。「EL」「EC」、「DRL」「DRC」しかりである。 プリントコマンドも、みんな分けてくれたのである。 何がきっかけで、どこから変わってきたのかわからないが、最近の「ACMCのL」も、本来はドゥローキーで「DRK」というコマンドにすべき機能である。
コマンド入力方式のソフトは、ファンクション誘導方式のソフトにくらべ、とっつきにくく、初心者に教えにくいものとおもわれている。150語ある命令を全部憶えなければ、使いこなせないと思っているからである。 だから、最近では教える人もコマンドを憶えさせるのではなく、プルダウンの中から探させるようにしている。
マニュアルまでそれに迎合し始めているのが、ちょっと気になるところである。そんな中で、これ以上コマンドの数を増やすなど、とうていできない相談なのかもしれない。 しかし、あくまでコマンドは「ことば」という認識は忘れないでほしい。
「ことば」の認識に立てば、教え方も簡単である。 大人は大人なりに、子供は子供なりの会話のレベルに合わせて、段階的にマスターできるようにすればいいのである。 最初に教えるのは、幼稚園の6語(西式の5語に「T」を追加)で
「F」フォーマット で作表し
「E」エントリー で入力し
「T」タイトル で確認し
「W」ライト で書き込んで
「R」リード で読み出して
「P]プリント で印刷する
と流れ教える。 ここで重要なことは、ページの概念だけはしかり理解してほしいことである。 次は、小1のお化粧直しの15語から、小3の13語へとすすんでいけばよいのである。
この本の構成も、だいたい、ここまでの基本機能を中心にまとめたつもりである。 つまり、小学校から中学校の義務教育程度のレベルの内容の本と理解してほしい。
当然、オートプログラムは大学レベルなので、大学はイッキにいかないで、ちゃんと義務教育を受けてからにしてほしいものである。
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